実録!リテラシーの低い人間の検索のやり方

以前、はてなインターフェイスのカオスさを東京の都市設計に例えたエントリーを読んだ記憶があったのですが、もう一度それを読みたくなり、検索してみました。以下にて、私が目的のページにたどり着くまでの試行錯誤を書いてみます。

  1. まずGoogleで「はてな 都市」で検索してみます。検索結果の一番上に「はてなダイアリー - 都市とは」のリンクが出ています。
  2. リンクの説明部分に「偶然 - 都市空間化するはてなを考えてみた」という探しているエントリーと思われるものがあったので、このリンクへ飛んでみます。あれ、さっきのエントリーが出てこない・・・。エントリー単位でなく、日記単位で出てくる・・。エントリーに行きたいのに。
  3. しょうがないので、このページ(はてなダイアリー)上部の検索BOXに「都市空間化するはてなを考えてみた」と入れてみます。でも、日記へのリンクが表示されるだけで、目的のエントリーが出てこない・・・。
  4. めんどうなので、Googleで検索したところ一発で一番上に出ました。
  5. ここで、ちょっとはてなを不満に思います。目的のエントリーははてなダイアリーなのに、なぜはてな検索よりもGoogleの方が精度が高いのでしょう?Googleがすごすぎるのでしょうか?一応、はてな検索でも、2つ目にエントリーが書かれたブログがヒットしています。でも、見たいエントリーへの直通便ではありません。ブログへ飛んでから、目的のエントリーを探さなくてはならなくなります・・・。
  6. 不満に思った後で、私がこのエントリーを読んだのは、はてブ経由だったことを思い出します。で、はてブで「都市」で検索したところ、5番目にヒットしました。*15番目ですがこっちは直通便ですし、検索ワードも1つで目的にたどり着けたので、今回の検索においては、はてブの検索結果が一番ラクで早かったです。
  7. このとき、そもそも、はてブを使い出して以来、ネット上の過去に見て印象に残った情報は、大部分がはてブ内にあることを思い出します。今後は「前に見たアレ、どんな内容だったっけ?」と思ったときは、とりあえずはてブを使ってみようと決める。
  8. ここで、はてブの検索結果において、「注目」エントリーは時系列で並べられていることに気がつきます。おお、これを使えば、あるキーワードないしタグがどのような扱いをされてきたのか、その変遷をたどることができて面白いかもしれない。
  9. とりあえず、「ライブドア」タグを検索してみることにします。ニッポン放送買収騒動あたりの時期から、現在に至るまでの変遷を見たい。が、ヒットするページが一杯。一気に過去までさかのぼろうとしますが、25件ずつしか検索結果のページを進められません。ライブドアは大人気のため、1ページで1日ぐらいしか進みません。
  10. あきらめる。どうも、そういう使い方は想定していないみたいです・・。

以上です。
我ながらアホっぽいです。さっさとはてブで検索をすれば済んだ話です。けれどもこの試行錯誤を通じて感じたのは、自らのアホさ加減だけではなく、はてなに対する隔靴掻痒な感情をでした。はてなは多機能でいろいろできるがゆえに、なれていない人間では、欲しい情報ややりたいことにダイレクトにたどり着けないのです。例えば、はてなの検索結果をMooterみたいに「キーワード」「ウェブ」「はてブ:タグ」「はてブ:キーワード」でクラスター分けして表示するとか、あるいは「このキーワードをはてブで検索」を検索結果に表示させるとか、そういったはてなの提供しているサービスの連動がされていれば、アホでも早めに目的のページへたどり着けたのではないでしょうか?なんというか、こう、はてなには、提供しているサービスの連動というのが欠けているような、そんな印象を受けます。
加えて、「どう使うか分かりやすいサービス」よりも「何のために使うか分からないけど面白そうなサービス」に舵をきっているようですけど、それによって新規ユーザーを増やす機会を逃しているようで、すごくもったいない気がします。せっかく、日経新聞とかプレジデントとか、ネットに慣れていない人が読むようなメディアにはてなや近藤さんの名前が載り、はてなについて言及しているウェブ進化論も売れているのですから、分かりやすくすればユーザーは一気に増えると思うのですが・・。
はてなはすごく面白いのに、とっつきにくい。とっつきにくいけど、慣れれば面白い。良くも悪くもツンデレですが、現実には胡散臭いくらいデレデレな方*2がもてるわけで・・・。しかし、最近、はてなのことばかり考えてるなあ。

*1:この時は、です。後で確認したところ、6番目になってました。

*2:臨死!!江古田ちゃんに出てくる猛禽みたいな子