「段階的なユーザー評価」がはてなのとっつきやすさへのモチベーションとなる

前回のエントリー後、はてなから「はてなダイアリー市民と認められたお知らせ」が届きました。

本日より、dodolabyさんは「はてなダイアリー市民」になられましたのでお知らせいたします。
はてなダイアリー市民とは、ユーザー登録されてから30日分の日記を書き、なおかつ最近30日以内に日記をお書きになったユーザー様のことです(市民になるための手続きや費用などはいりません)。dodolabyさんは、この条件を満たされましたので、本日から、はてなダイアリーで次のようなことを行っていただけます。

ちょっと嬉しいかも。
はてなダイアリー市民」なる特権階級(と書くと大げさですが)が存在しているのは、ぼんやりと覚えていたのですが、成り方まではチェックしていませんでした。全く予想していなかったため、サプライズパーティ(自分の部屋に入ったら突然クラッカーが鳴って、おめでとう、おめでとう、と祝われる米国式のアレです)を開かれた感じで、ちょっと気分が良いです。はてなダイアリーへのモチベーションも湧いてきました。
やはり、段階的にユーザーを評価するシステムは、ユーザーにコミュニティへの愛着と有能感を与え、モチベーションを上げるのに大いに役立つのだなあ、と再確認しました。ニンテンドーDSの英語漬けでも、1つ問題を解くごとに「Good!」と褒め、あるレベルをやり遂げればボーナスとして機能追加される仕組みが採用されています。ドラクエでもレベルが上がるとファンファーレで祝福してくれます。こういった細かい段階ごとの評価が、細かくユーザーのモチベーションを上げていってくれるわけです。
そんなわけで、前回のエントリーで「ユーザーに学習する覚悟を要求するようなブログでは、ユーザーは他の簡単なインターフェースのブログに流れてしまうし、技術が標準化されてもやっぱり簡単なインターフェースでその技術を採用したブログに流れてしまうのではないか?」という内容の疑問を書きましたが、「段階的なユーザー評価」がそれをある程度解決できるのでは?と考えました。
例えば、初めてトラックバックを送ったら

トラックバックおめでとうございます!dodolaby様の初めてのトラックバックを記念して、はてなポイントを5ポイント差し上げます!!ところで、はてなトラックバックにはこんな機能もあるんですよ(ヘルプへのリンク付き)。ためしに、こちらのテスト専用ブログまで新機能トラックバックを送ってみてください。テスト用ブログに正しく反映されましたら、はてなポイントを3ポイント差し上げます。

というような感じで。で、ある程度はてな機能を使ったら「はてなレベル」を1UPさせてみたりして、ユーザーに成長している実感を与えてみるわけです。「はてなレベル」についても、ダイアリーに限らず、はてな機能全部を「経験値」の対象にすれば、ユーザーにはてなの機能に対する興味を訴求することができるでしょう。あるいは、はてブと連動させて「レベルB以上のユーザーがブクマした記事のみ表示」というフィルタリング機能を与えるのも情報整理に役立つかもしれません。
はてなGoogleを目指す、と言われていますが、Googleに無くてはてなにあるものは、人間臭さにあると思うのです。見知らぬギークが突っ走っているのがGoogleなら、憧れのあんちゃんが集まっているのがはてな。この暖かさというかやわらかさを生かしていけば、「一生日記を書く覚悟」がユーザーに無くても、はてなを使ってくれるんじゃないかな、とふと思いました。