今夜のワールドビジネスサテライトは要チェックや!

今夜の22:00から[WBS]ワールドビジネスサテライト:テレビ東京で決済サービス市場(電子マネーとかiDとか)について放送するみたいです。
アメリカではクレジットカードをガンガン使っているみたいですが、日本では現金が一番安心する、という人が多く、決済市場にはまだまだ成長の余地が残されています。
ただ、決済市場の儲け所は、決済手数料だけではありません。
広告配信のためのユーザーの消費情報のデータベース作成という面に、注目すべきだと思います。

ユーザーの消費情報のデータベース作成というのは、簡単に言うと、
(1)個人の消費履歴を集める
(2)消費履歴情報を元にパーソナライズした広告をユーザーに配信
(3)ユーザーの応答結果(広告の効果)を測定
(4)測定結果から、どういった消費履歴を持つユーザーがどのような広告を好むか、セグメンテーションを実行
(4)(3)の情報をフィードバックして(2)を実行
という、これらの手順をぐるぐる回して、パーソナライズ広告配信を精緻化して行く仕組みです。
Google様がやろうとしている(もうやってる?)検索結果のパーソナライズと同じ概念です。

Google様への対抗策としてはこんな動きもあるみたいですが(「技術の根幹を米国に握られていていいのか」,経産省の担当官が語る検索エンジンへの思い | 日経 xTECH(クロステック))、インターネット上のパーソナライズという面ではGoogle様が懸絶しているのだから、決済市場のようなインターネットに存在しない情報で勝負するのが対Google様の突破口になるのではないでしょうか。
おそらく、Google様も決済市場には遅かれ早かれ進出してくるとは思うので、それまでにどこかの企業が先行者として優位に立っておかないと、ケツの穴までGoogle様に管理されることになってしまいます。
そっちの方が便利なんでしょうけど、いつ変なモノを突っ込まれるかもしれない、とケツを気にして生きていくのはぞっとしないので、決済サービス市場の企業にはがんばってもらいたいものです。